2021年12月25日
武蔵野市民会館で毎年開催している「遊びのミニ学校」というイベントで、
チキチキソーイングクラブは12月25日サコッシュ作りの講習会をやりました。
「遊びのミニ学校」とは、
親と子が、力を合わせて作品等を作り上げる中で喜びを味わい、ふれあいを深めることを目的として毎年開催しているイベントです、
なんと昭和60年から続く長い歴史を持ったイベントなんです。
チキチキソーイングクラブはミシン教室として5年前から出張講習をしていますが、
毎年、テーマは何にしようかなー?と考える時に1番大事にしていることがあります。
それは、もの作りの心を伝えることです。
たった一回この場所でしか出会えない生徒、初めて会ってこれが最後かもしれない。
その一人一人に、acoのもの作りへの気持ちを少しでも伝えていけるように、テーマを考えています。
誰でも簡単に出来上がるものより、苦労して作り上げるものの方がいい
子供達にできる力が100%あるとしたら、チキチキのもの作りは140%くらいの力を出してもらいます。
もうイヤって思うくらい苦労した後のごほうびは、世界でひとつだけの宝物を手に入れる事ができます。
誰かにやらされるものではなく、自分自身で見つけ出す事
そのために、生地の組み合わせは100種類以上の生地の中から自分だけの組み合わせを見つけてもらいます。
作り方レシピを配布して、それを見ながらその先の工程を考えてもらいます。
本物を使ってこそ磨かれるもの
これは、もの作りの世界を広げるためにとっても大事な事です。
おもちゃみたいなコンパクトなミシンは使いません。
プロでも使えるような本格的なミシンを使います。
ミシンの提供と当日のセッティングからミシン指導まで協力して下さった、立川のミシン屋さん
「ソーイングセンターJOY」さんに心から感謝いたします。
ありがとうございました!!
サコッシュ作りは実際、とっても大変そうで、とっても楽しそうでした。
子供達の真剣な眼差しで夢中な様子。
そして、出来上がった時の最高の笑顔!!!
この仕事をしてきて良かったなぁって思う瞬間でした。
過去には、この遊びのミニ学校で4回の講習をしていて、
ファスナーポーチ、レッスンバッグ、3ウエイポケット、エコバッグを作りました。
今回のサコッシュはその中でも1番大変だったんじゃないかなって思います。
それでも、見事に全員完成しました!!
14組28名の親子がこの武蔵野市民会館で、すてきなもの作りの心を響かせてくれました。
2021年は、コロナ渦で何も先に進まず辛い事もたくさんあったけど、
このイバラの道に、小さな道標を見つけ、手探りで傷だらけにもなったけど…、
なんとかその先に進むことができました。
そして、たくさんの子供達の笑顔に出会えた素晴らしい年でした。
支えて下さったすべての方達に感謝します!!