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小さな頃から慣れ親しんだ、曽祖父の作品。

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明治の工芸

小さな頃から慣れ親しんだ、曽祖父の作品。

大きな仏像に登って遊んでしまったことを思い出す。
女神様のレリーフ。和紙に走り書きしたデザイン画。
想像の中のひいおじいちゃん、創造の中にいる芸術家。
私にとってはいつでも心の勇気。
見たことも会ったこともない曽祖父は、私の心の中で小さな声を発している。
思った通りに進んで良い。
思った通りに作って良い。って。
曽祖父はものつくりの心を大切にする人だったのだろう。
きっと死ぬまで何かを表現しようとしていた人だったのだろう。
その答えはきっとこのギャラリーに展示されている。

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※こちらの方が情報として分かりやすいので、私の姉の書いた文章を以下コピペします。興味を持っていただけたら嬉しいです。

わたしの曾祖父、田中後次は鋳金の工芸家であり、プロダクトデザイナーです。

その経歴は、
東京美術学校鋳金本科を卒業後、母校の助教授を務め、辞職後は東京瓦斯会社に入社。
その内の3年間は会社の命と同時に農商務省の海外実業練習生として、欧米各国にて金工と琺瑯工を学ぶ。
東京瓦斯会社辞職後に、自ら田中工場を設立。
工芸家であると同時に、琺瑯や鋳造製品の分野における日常品の向上に努めた人のようです。
本日1月8日から2月2日まで、
「明治の工藝 田中後次(1871-1951年)の伝えるもの」と題し、
作品の展示が渋谷のギャラリーで始まります。
幼少期から
祖父母の家にある仏像やレリーフを目にしていましたが、
曾祖父本人について思いを馳せることはほとんどありませんでした。
初めてきちんと意識したのは、
(旧)丸ビルの取り壊し前のこと。
曾祖父の作品が丸ビルに埋め込まれているとの情報が家族内にあり、
家族皆で見に行きました。
ビルの担当者に連れられてあがった屋上で見た作品は、
祖父母の家に飾ってあるレリーフと作風が同じで、
一目で本人作だとわかるものでした。
その見せていただいたレリーフ作品の他にも、
地面に埋め込まれている像が何体もあったそうです。
それらは誰の目にも触れることなく、取り壊し工事でガレキの一部となってしまったのでしょうか?
どなたか知らない方のブログですが、
産経新聞に掲載されたらしい記事の抜粋が載っています。
安全守った「観音像」
http://ameblo.jp/shindo-taguchi/entry-10085526102.html
ギャラリーで
どのような作品が展示されるのか、
また、わたしの知らない曾祖父のエピソードを知ることができるのか、
とても楽しみです。
少しでも多くの方の目に触れて欲しいと思っています。
是非是非、足をお運びいただけたら嬉しいです!
以下詳細です。
★★★★★★★★★★★★★

明治の工藝

田中後次(1871-1951年)の伝えるもの
2017/1/8(日)~2/2(木)
11:00~18:00
1月9日を除く月曜日休館
露木(前田)惠子さんによるお話の会
1月14日(土)、 21日(土)、 28日(土) 午後2時より
一般500円 小中学生200円
視覚障害者及付添い各300円
ギャラリーTOM
http://www.gallerytom.co.jp/
神泉駅から徒歩7分
渋谷駅から徒歩15分
★★★★★★★★★★★★★

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